破裂するとくも膜下出血をきたし致命的となる可能性があるため、発見された場合は慎重な治療方針の検討が必要となります。
おもな治療法として開頭クリッピング術や瘤内塞栓術(血管内治療)などがあります。
手術適応はそれぞれの症例について判断されますが一般的には
- 脳動脈瘤が硬膜内(頭蓋内)にあり
- 大きさが5mm前後より大きく
- 年齢がほぼ70歳以下の場合
は、その他の条件が手術を妨げない限りいずれかの治療が勧められます。
手術が行われない場合は脳動脈瘤の大きさ、形の変化の観察が必要であり観察間隔に関しては確実な知見はありませんが、さしあたり1年以内に経過観察を行い、増大を認めた場合には手術を検討します。 |